2014年9月にモデルチェンジしたMINI『クロスオーバー』シリーズに、日本導入初となるクリーンディーゼルエンジン搭載モデルが加わった。「クーパーSD」には2リットルターボディーゼルが搭載され、最高出力143ps、最大トルク305Nmを発揮するスポーツモデルに仕上げられた。
新型クロスオーバーのデザインはキープコンセプト。ラジエーターグリルを「ONE」「クーパー」「クーパーS」で異なるデザインとしそれぞれの個性を際立たせた。また新装備としてLEDフォグランプを採用し、フロントマスクの印象を変えている。
4輪駆動モデルに装着されるフロント、サイド、リアのアンダーガードは2輪駆動モデルでも選択可能。これらのアクセサリーも含まれる「ブラック・デザインパッケージ」では、ヘッドライト、リア・コンビネーション・ライトのフレーム、サイド・スカットル、ルーフ・レールがハイグロス・ブラックとなり、よりオフロード色の強いデザインとすることも可能だ。
インテリアは、センターメーターの文字盤を白から黒系のアンスラサイトに変更し、全体の印象を引き締めている。さらにインストルメント・パネルにもフィニッシャーを装備し、上質な室内空間を表現したとしている。
新搭載の2リットルターボディーゼルエンジンは、コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどの採用により低回転からの強いトルク、レスポンスの良さと低燃費を実現。クーパーSDでは従来のガソリンモデル「クーパーS」と比べ約19%も燃費を改善、16.6km/リットルを達成した。