メルセデス Bクラス のEV、64%のCO2削減を認定…ガソリン車との比較

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メルセデスベンツ Bクラス・エレクトリックドライブ改良新型
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ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは12月17日、『Bクラス・エレクトリックドライブ』がガソリンエンジン搭載車に対して、64%のCO2削減を認定された、と発表した。

同車は、メルセデスベンツ『Bクラス』をベースに開発された市販EV。2013年3月、ニューヨークモーターショー13で市販版がワールドプレミアされた。2014年10月、パリモーターショー14では、Bクラスの改良新型の発表に伴い、Bクラス・エレクトリックドライブも内外装を中心に、大幅改良を受けている。

Bクラス エレクトリックドライブは、小型MPVとして定評あるBクラスのスペースユーティリティ性能はそのままに、ゼロエミッション走行を可能にしたEV。その特徴は、リアアクスル前方に設けられた「エナジースペース」と呼ばれる空間。このエナジースペースに二次電池(リチウムイオンバッテリー)をレイアウトすることで、通常のBクラスと変わらない室内スペースをもたらした。

EVパワートレインは、モーターが最大出力180hp、最大トルク34.7kgmを発生。二次電池は、リチウムイオンバッテリー。1回の充電で、最大200kmを走行できる。0‐100km/h加速は7.9秒、最高速は160km/h(リミッター作動)の性能を備える。

今回、ドイツで工業製品の安全試験や認証を行うTUV(テュフ)が、Bクラス・エレクトリックドライブの64%のCO2削減性能を認定。これは、ガソリンエンジン搭載車の「B180」グレードとの比較。ダイムラーのHerbert Kohler氏は、「Bクラス・エレクトリックドライブが、エミッションフリー走行に向けた取り組みの重要なマイルストーン」と語っている。

《森脇稔》

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