クランタン、トレンガヌ、パハン州など半島東海岸で豪雨の影響を受けて洪水が続いている。
過去10年間で最悪の状況となっているクランタン州においては避難民の数が減少したが、パハン州やトレンガヌ州では悪化している。
トレンガヌ州においては、22日朝の時点で5,189人だった避難民は、夕方には5,952人に増加した。チャロック川とセティウ川の水位は警告レベルを超え、マラン川とチェルル川は警戒レベルを超えた。
パハン州においては22日の朝の時点での避難民の数は318人だったが、午後には2倍の657人に増加した。河川3本が危険レベルに近づいており、交通止めとなる道路も出ている。
一方で改善が見られるクランタン州においては、21日夜の時点で2万227人が70カ所の避難所に避難していたが、22日夜の時点で1万6,347人に減少した。ゴロ川、ガラス川、グアムサン川、レビル川、クライ川、クランタン川は未だに危険レベルとなっている。
気象局は、パハン州のクアンタン、ジェラントゥット、マラン、ペカン、ロンピンなどに断続した雨が降る可能性があるとの予想を発表した。
16日に起きた洪水では、クランタン州のタナ・メラ、トゥンパット、クアラ・クライ、コタバルで、4人が死亡した。