気象庁は、12月18日午前11時40分、次期静止気象衛星である「ひまわり8号」による画像の取得に初めて成功したと発表した。
次期静止気象衛星「ひまわり8号」は10月7日に打ち上げられ、静止軌道上で機能確認試験を行ってきた。今回、初めて画像の取得に成功した。
「ひまわり8号」に搭載されている可視赤外放射計は、可視域3バンド、近赤外域3バンド、赤外域10バンドの計16バンドで観測するセンサー。現行の「ひまわり7号」は可視1バンド、赤外4バンドの計5バンドで、「ひまわり8号」は3倍以上の能力を持つ。このバンド数の増強によって「ひまわり8号」では、可視域3バンドを合成したカラー画像の作成が可能となる。
今後は、地上システムとの総合試験などを経て、来年夏頃から観測運用を開始する予定。