【F1】再びホンダと頂点を目指すバトン、「F1キャリアの中で最も興奮している」

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ジェンソン・バトン
  • ジェンソン・バトン
  • ジェンソン・バトン
  • 第3期ホンダF1活動時代のバトン(2006年)
  • 第3期ホンダF1活動時代のバトン(2004年マレーシアGP)
  • 第3期ホンダF1活動時代のバトン(2008年)
  • 初チャンピオンに輝いた2009年のバトン、車体のベースはホンダが開発していたものだった
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11日にマクラーレン・ホンダが2015年ドライバー体制を発表。これまで同チームで活躍してきたジェンソン・バトンは来シーズンも残留することが決まった。

バトンと言えば2003年から2008年までホンダエンジンとともに戦い、2006年ハンガリーGPでは自身の初優勝とともに陣営に第3期初勝利をもたらした。それだけでなく初ポールポジション(2004年サンマリノGP)、初表彰台(2004年マレーシアGP)もホンダエンジンとともに獲得。これらの功績をきっかけにバトンはF1の世界で台頭し輝かしい成績を残していった。

当初は今季限りチームから去ることは確実という噂も広まっていたが、最終的に残留が決定。ホンダ第4期活動も共に戦うことが決まったのだ。

「新生マクラーレン・ホンダの一員になれて嬉しいし、16年間の僕のF1キャリアの中で最も興奮している。フェルナンドという経験豊富なドライバーと一緒に組むことができ、来シーズンが非常に楽しみだし、今年チームメイトだったケビン(・マグヌッセン)もチームに残留し一緒に戦ってくれることがとても嬉しい」。

「僕もマクラーレン・ホンダで活躍したアイルトン・セナに憧れていたが、どちらかと言えばチームメイトのアラン・プロストの活躍や走りにも感化された。あの赤と白のマシンで何度もレースに勝ち、ワールドチャンピオンになった光景は今でも鮮明に覚えている」。

「ホンダエンジンとは2003~2008年まで戦っていたから、素晴らしいメンバーばかり揃っているということを知っているし、また彼らと一緒に仕事ができることが楽しみ。マクラーレンとのパートナーシップを成功させるために僕も100%の力で臨むことを約束する」。

バトンが初めてワールドチャンピオンを勝ち取ったのは2009年。この時は、前年末で撤退したホンダが開発途中で残したマシンを引き継いでの快進撃だった。そのため、今度はホンダとともに頂点を勝ち取りたいという気持ちは少なからずあるだろう。

7年ぶりに復活した「バトン&ホンダ」のタッグ。今度は我々にどんな感動と興奮を与えてくれるのか、今から楽しみだ。

《吉田 知弘》

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