ブリヂストンは、次世代低燃費タイヤ技術「オロジック」の技術開発とその製品化を進める活動が評価され、環境省より「2014年度地球温暖化防止活動環境大臣賞 技術開発・製品化部門」を受賞した。
オロジックとは、タイヤサイズをこれまでになかった狭幅・大径化することで、低燃費と安全性を高次元で両立する同社の独自技術。タイヤの大径化により接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わる転がり抵抗を約30%低減するとともに、狭幅化により走行時の空気抵抗も低減する。さらに、タイヤ進行方向に長い接地形状と専用パタンやコンパウンドを組み合わせることで、濡れた路面や乾燥路での高いグリップ性能も確保している。
この技術を搭載したタイヤは、すでにBMWグループが開発した電気自動車BMW『i3』に「ECOPIA EP500 オロジック」として新車装着されるなど実用化している。
ブリヂストングループは、CO2排出量削減に関する中期目標として、2020年に2005年対比、タイヤの転がり抵抗を25%低減し、モノづくりで排出される以上のCO2削減に貢献することを掲げている。