アメリカ・ラスベガスで開催された今年のSEMAショー14の会場で、マツダは新型『MX-5』(日本名:ロードスター)のワンメークレース「グローバルMX-5カップ」の参戦マシンを公開した。シリーズは2016年から開催予定。
参戦車輌はマツダ MX-5をベースに、レースに必要な最低限のチューニングが施される。写真からは、前後牽引フックやホワイトのロールケージ、バケットシートやハーネスなどが見て取れる。軽量化のために車内のドアハンドルは取り除かれ、接触の際などに乗員を保護する太いパイプが取り付けられている。
エンジンは、北米仕様のSKYACTIV-G 2.0リットルガソリンが搭載される模様だ。こちらもおそらくレースに必要な最低限のチューニングしか施されないだろう。この冬より本格的なテストを行い、レースに向けてタイヤやサスペンション、エンジンなどを煮詰めていく。
レース初年の2016年末には、北米、欧州、アジアのシリーズ上位入賞者を集めて、アメリカのラグナセカにおいて世界一を決める大会も開催予定。世界チャンピオンにはアメリカで開催されている「チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権」に参戦するSKYACTIVレーシングカーのテストに参加することができる。