アリタリア・イタリア航空とエティハド航空は、合併について欧州連合理事会が承認したと発表した。
合併承認を受けて、今年8月に発表した2社間の戦略的提携は実行される。
欧州委員会は、アリタリア航空とエティハド航空の提携が欧州連合競争法に準拠していることを承認した。両社はローマ~ベオグラード(セルビア共和国首都)間に、新たな航空会社が参入することを認める。両社は、今年末までに提携作業を完了する予定。
エティハド航空のジェームズ・ホーガン社長兼最高経営責任者は「アリタリアに株式投資をすることは2社間に有利だということだけではなく、イタリアへ、またイタリアから業務や観光で飛行機を利用する顧客に、幅広い旅行の選択を提供できるようになる」と述べた。
アリタリア航空のブリエレ・デルトルキオ最高経営責任者ガは「欧州委員会の決定はアリタリアに過去最大の外国資本注入を実現し、イタリアを代表する航空会社に大きな信頼を示した」と述べた。