ホンダは、イタリア・ミラノで開催された国際モーターサイクルショー「EICMA 2014」(ミラノショー)のプレスデーにおいて、新型アドベンチャーの『トゥルーアドベンチャー』、ならびに公道仕様のMotoGPレプリカ『RC213V-S』を初公開した。
プレゼンテーションでは、ホンダヨーロッパの神子柴寿昭社長の簡単な挨拶の後、EICMA100周年を祝福し、EICMAの会長であるアントネロ・モンタンテ氏に30周年を迎える『SH125』を贈呈。
その後、ディレクターのヴィトー・チケッティ氏が、『ゴールドウィング』の40周年記念車、『CBR1000RR SPレプソル』、『フォルツァ125』、『NSC50R レプソル』などを紹介した後、噂されていた『アフリカツイン』のアンヴェイルが行われた。
が、それは『トゥルーアドヴェンチャー』と名付けられたプロトタイプで、来期のパリダカ用『CRF450ラリー』、1989年パリダカ優勝の『NXRアフリカツイン』と並べての展示であった。現時点では詳細は一切不明だが、見たところ、Vツインエンジンではなく、パラレルツイン(直列2気筒)ながら、排気量は1000ccクラス、フロントは21インチで、次期アフリカツインに相当するモデルと判断していいのかもしれない。
その後、二輪事業本部長の青山真二氏が登壇。ホンダのレース活動に触れ、来期のライダーがカテゴリー毎に登場し、紹介されていく。パリダカ、モトクロス、トライアルと続き、MotoGPチームはダニ・ペドロサ選手が登場した後、マルク・マルケス選手がMotoGPマシンレプリカのRC213V-Sに乗って現れた。
このRC213V-Sは、ワークスマシン『RC213V』の公道走行可能なレプリカである。シームレスミッションとニューマチックバルブこそ採用されないが、各パーツも含めて、忠実にワークスのRC213Vが再現されているという。