ダイハツ工業は11月10日、新型軽自動車『ウェイク』を発売した。価格は135万円から。ダイハツには同系統に『タント』が存在する。対して新型ウェイクはどのようなモデルであるのか、チーフエンジニアの中島雅之氏に聞いた。
「ウェイクは、タントではできないことができるモデルでなければならない。その上で重要視したのは“レジャーに特化する”という点。開発初期から“オンもオフも”という考え方を念頭に置いた」(中島CE)。
中島CEは続けて「普段の通勤や買い物に使え、タントよりも沢山の荷物が積めることで、自然にレジャーにも持ち出してみたくなる。そして土日の遊びには、そのスタイルに合わせられるようなクルマにする。開発陣も“非日常では何が起こるのか”を想定しながら作り込んできた」と述べた。
ウェイクは、あくまで軽自動車である。しかし“だからこそ出来ることがある”と中島CEは強調する。
中島CEは「大きいクルマでは入れない場所にも、軽であれば行くことができる。レジャーシーンでも軽が活躍できるシーンは多いはずだ。だからウェイクは“小さい”、“乗りやすい”、“経済的”といった軽の特徴をしっかりと押さえている。非日常で夢を積んで走るクルマ。ウェイクにはそんな願いを込めた」と語った。