ドイツの高級車メーカー、アウディは11月5日、新型『TTロードスター』の生産を、ハンガリー工場で開始した。
新型TTロードスターは2014年10月、パリモーターショー14で初公開。アウディは2014年春、ジュネーブモーターショー14において、3世代目となる新型『TT』を発表。クーペボディだけだった新型に、追加されたオープン版が、新型TTロードスター。
注目のルーフは、引き続きソフトトップだが、新開発されたもの。アルミやマグネシウムなどの素材を使用。先代比で、ソフトトップの重量を3kg軽量化し、39kgとした。ソフトトップの色は、ブラックやチタニウムグレーなど、合計3色を設定。
開閉は2個のモーターによる電動式で、開閉にかかる時間はおよそ10秒。50km/h以下なら、走行中でも開閉できる。トランク容量は、280リットルを確保した。
11月5日、アウディのハンガリー工場から、新型TTロードスターの量産第一号車がラインオフ。同工場にとっては、『A3セダン』、新型『A3カブリオレ』、新型『TTクーペ』に続く4番目の生産車種となった。
アウディのハンガリー工場は現在、フル生産状態に近づきつつある。アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「ハンガリー工場がアウディの成長計画において、重要な役割を果たす」と語っている。