スカイマークが発表した2014年9月中間期の連結決算は、営業損益が43億8700万円の赤字に転落した。前年同期は20億3300万円の黒字だった。
売上高は前年同期比0.7%減の451億7200万円とほぼ横ばいだった。エアバス『A330-300』の導入により提供座席数が同9.1%増加したが、搭乗旅客数は座席数増加に及ばず、旅客収入は同1.4%減少した。
損益では、A330-300の導入に伴う航空機材費や、同機の運航乗務員訓練費、整備部品費が増加したほか、航空機燃料関連費も増加したことなどから悪化した。経常損益は39億8300万円の赤字だった。当期損益は57億4400万円の赤字に転落した。
同社は、エアバスから『A380』6機の購入契約の解除と多額の解約違約金の支払い通知を受けて減額について交渉しているが、業績への影響額には、現時点では合理的に見積もることが困難であることから、決算には反映させていない。