上海 GM、オンスターに 「4G LTE」導入へ…中国自動車メーカー初

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GMのオンスター対応ルームミラー
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米国の自動車最大手、GMと上海汽車の中国合弁、上海GMは10月16日、「オンスター」に「4G LTE」サービスを、中国の自動車メーカーで初めて導入すると発表した。

オンスターは、米国市場における車載テレマティクスの草分け的存在。中国ではGMの子会社のオンスター社、上海汽車、上海GMの3社が2009年10月に合弁設立した上海オンスターテレマティクス社を通じて、サービスを提供している。2009年12月、オンスターの搭載車として、キャデラック『セビルSLS』が顧客に引き渡された。これが、中国でのオンスターの始まり。

中国でのサービスは、緊急通報、遠隔操作によるドアロック解除、盗難車追跡など、16のメニューを用意。きめ細かいサービス内容が評価され、加入者数は増加。2014年1月には、中国でのオンスターの加入者が、累計70万人に到達している。

今回、上海GMは、オンスターに4G LTEサービスを、中国の自動車メーカーとして初めて導入すると発表。4G LTEは通信の速度が速く、多くのデータを一度に送受信できる特徴を持つ。

上海GMでは、オンスターの4G LTEサービスを、2015年モデルのキャデラックに採用する計画。上海GMのWang Yongqing社長は、「上海GMの車載コネクテッド技術は、新たな時代に入る。顧客に強固なWi-Fiスポットなどを提供できる」とコメントしている。

《森脇稔》

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