トヨタ自動車は2日に開催した「パリモーターショー14」でコンパクトクロスオーバーのコンセプトカー『C-HRコンセプト』を発表した。
C-HRコンセプトは、トヨタが提案する新世代コンパクトクロスオーバーのデザインスタディモデル。軽快さと力強さを大胆に融合したスタイリングが特徴。ダイヤモンドをモチーフとしたキャビン形状と、多面体のような精彩で彫りの深いボディ下部の造形により個性を際立たせている。
フロントはトヨタ独自の表情である「キーンルック」や、その構成要素でもある「アンダープライオリティ」などのデザインをさらに進化させ、今後のトヨタデザインの一つの可能性を提示する。
リヤは、薄く湾曲した形状が特徴的なリヤコンビネーションランプは、空力にも貢献。サイドから見ると、光のリングが連なっているように見える。「無駄を削ぎ落とした形状のボディ下部から張り出したホイールフレアに対し、リヤに向けて勢いよく絞り込んだキャビンおよびショルダー部とのコントラストで、走行性能の高さを表現した」と説明している。
欧州の小型クロスオーバー車のカテゴリーでは、日産『ジューク』が成功を収めている。C-HRコンセプトは、ジューク対抗作を示唆した1台の可能性がある。