東洋ゴム工業は8月11日、2014年1-6月期(第2四半期・累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高1873億2200万円(+8.2%)、営業利益215億0200万円(+55.8%)、経常利益は195億1800万円(+42.3%)。四半期純利益は152億6900万円(+69.0%)となった。
新車用タイヤについては、国内自動車生産台数は好調に推移したが、同社品装着以外の車種に生産がシフトしたため、販売量は前年同期を下回った。しかし、高付加価値商品の販売が拡大したため、売上高は前年同期並みとなった。
国内市販用タイヤは、ミニバン専用タイヤ「TRANPATH」シリーズの販売が好調に推移したことや消費税増税前の駆け込み需要の影響などもあり、販売量・売上高ともに前年同期を上回った。
海外市販用タイヤは、北米市場で、高付加価値商品であるSUV用タイヤの販売が好調に推移。欧州市場でも、ロシア市場が好調に推移したことなどにより、いずれも販売量・売上高ともに前年同期を上回った。一方、中国市場では、販売量は前年同期を上回ったが、市場価格の下落により売上高は前年同期並みとなった。
通期業績見通しは、タイヤ販売の構成良化、原材料価格の低下に伴う影響等により、上方修正。営業利益は455億円(前回予想比+55億円)、経常利益415億円(+55億円)、当期純利益280億円(+30億円)とした。