「鉄道の日」実行委員会は、「第13回『日本鉄道賞』」の応募案件に対する意見を募集している。国土交通省が7月23日、発表した。
日本鉄道賞は2002年に創設された表彰制度。「鉄道の日」(10月14日)の趣旨にあわせ、「鉄道に対する国民の理解と関心を深め、国民の強力な支持を得るとともに、鉄道の一層の発展を期する」ことを目的にしている。鉄道の日は日本初の本格的な営業鉄道である新橋(後の汐留)~横浜(現在の桜木町)間の開業(1872年10月14日)にちなんで制定されたもので、かつては「鉄道記念日」と呼ばれていた。1994年、日本の鉄道全体を祝う記念日として現在の名称に変更されている。
今回の日本鉄道賞の応募案件は、JR西日本の「冬の鉄道の安全を守るキヤ143(ラッセル内燃動車新登場)」、阪急電鉄の「高速道路と鉄道を組み合わせた新しい駅の“カタチ”、『阪急西山天王山駅』」など25件。広島電鉄・東京大学生産技術研究所・マツダ・交通安全環境研究所4者も「広島における世界初の路面電車~自動車間通信型ASVデモ~ITS技術を活用した鉄・軌道の安全性向上への取組み~」と題して応募している。
意見は電子メールで受け付けている。様式は問わないが、どの案件に対する意見であるかを明記する必要がある。