【CAPAS 2014 成都】ゴールドラッシュを求めて中国自動車部品は西へ!

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中国成都国際自動車部品&アフターマーケットサービスショー(CAPAS)
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中国の南西部、四川省の都、成都にて「中国成都国際自動車部品&アフターマーケットサービスショー(以下CAPAS)」が21日より3日間の予定で開幕した。

会場は成都市郊外、第三環状道路のさらに外、双流国際空港と都心の中間に位置する成都世紀城新国際展示センターの4号から6号ホール、3.5万平米の展示スペースにて行われた。

CAPASは中国内陸部で行われる初めての部品とアフターマーケットの展示会として、成長著しい内陸部マーケットの注目度を象徴する展示会となった。

成都を中心とする工業地域には、フォルクスワーゲン、トヨタ、ボルボ、ヒュンダイがそれぞれ合弁工場を構えており、すでに125万台の生産実績を誇る。さらに東風汽車はプジョーシトロエンとの資本提携を行ったのちに成都に工場を新設し2016年から生産開始の予定だ。30万台規模の工場になるという。東に約250km離れた重慶の自動車生産も各社が増強を予告しており、中国内陸部自動車生産と販売は、世界で最もホットな地域となっている。

CAPASの主催は、IFFAやautomechanikaなどを主催するドイツ系のメッセフランクフルト上海社とCCPIT-AUTO、CCPIT四川の3者。600社の出展が実現し、3日間で2万人の来場者を見込んでいる。

出展社の多くは、先行する沿岸部で力をつけた自動車サプライヤーで、内陸部の成長性を確信しての投資である。

遼寧省瀋陽でエキゾーストパイプやマフラーなどを製造するSWAT AUTO PARTS CO.,LTDのLuo Weiさんも「内陸部の市場開拓にためにはるばる瀋陽から来た。成都への進出も検討したい」と、大きなブースと会場内のバナー広告を使いアピールする。

さながら、Go West. ゴールドラッシュのように、中国の自動車産業は西へ、内陸部へ、成長を求めてシフトしている。一汽トヨタの成都工場の増強が発表されたにもかかわらず、日系部品メーカーの出展が1社もなかったのが開拓者スピリットを試されたようで少々残念でもある。

《三浦和也》

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