車内で口論、一家心中を図って柱へ故意に衝突

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11日午前4時10分ごろ、福岡県福岡市西区内の市道を走行中の乗用車が路外に逸脱。道路左側の信号柱に衝突する事故が起きた。この事故で1歳の男児を含む2人が死傷。警察は運転していた19歳の少女が2人の殺害を図ったとして、殺人などの容疑で逮捕している。

福岡県警・西署によると、現場は福岡市西区西都2丁目付近で片側1車線の直線区間。乗用車は交差点を進行中に路外に逸脱。速度を維持したまま道路左側の信号柱に衝突した。

衝突によってクルマは中破。後部座席に設置されたチャイルドシートに着座していた1歳の男児が頭部強打で死亡。後部座席に同乗していた23歳の男性が足を骨折するなどの重傷を負った。

クルマを運転していた同区内に在住する19歳の少女は事故後に自ら通報したが、駆けつけた署員に対して「車中で夫(負傷した男性)と口論になり、事故を起こして死のうと思った」などと供述。現場にブレーキ痕が見当たらないことから、警察は心中目的で故意に事故を起こしたと判断し、少女を殺人や殺人未遂容疑で逮捕している。

聴取に対して少女は「夫に裏切られた。子供だけが死んでしまい、後悔している」などと供述しているようだ。警察では負傷した男性からも事情を聞き、事故に至った経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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