ロンドンで開催されたスターアライアンス社長会で、エア・インディアの加盟が承認された。国営航空会社であるエア・インディアは、7月11日付けでインドの航空会社として初めてグローバル・エアライン・アライアンスに加盟する。
2014年7月11日からエア・インディアが、スターアライアンスメンバーとして提供するサービスを確実に行うことができるように、エア・インディア、スターアライアンスと加盟航空会社による統合チームが必要な最終作業を進めている。
スターアライアンスのジェフリー・ゴーCOOは「エア・インディアの加盟プロセスを再開したのは昨年12月のことで、その半年後に正式な加盟日を公表できる運びとなった。スターアライアンスの既存顧客には、世界初にして最大の国内航空市場を持つ地域へ、より良いアクセスを提供できる」とコメント。
今回の加盟によりエア・インディアは、スターアライアンスのネットワークに毎日400便の就航便数とインド国内35カ所の新たな目的地が加わることとなる。インドの国内市場では現在、スターアライアンスに加盟している13の航空会社が10都市に就航し、13%の市場シェアを占めている。エア・インディアが加わることで、スターアライアンスとして就航する空港数が増加し、インドにおける市場シェアは30%にまで拡大する。
顧客にはインド亜大陸を経由して北米、ヨーロッパ、アジア・オーストラリアへ向かうルートが加わることで、幅広い選択肢を提供する。スターアライアンスの加盟航空会社は27社に拡大し、毎日1万8500便が世界192カ国1316カ所の目的地に就航する。
7月11日からエア・インディアのマイレージプログラム「フライング・リターンズ」と、スターアライアンス加盟航空会社のマイレージプログラムの相互交換が開始される。乗客は、マイルをためる、特典と交換する、アップグレードに利用するなどの選択肢が増える。