ピーチ・アビエーションが発表した2014年3月期決算は、当期純利益が10億4600万円の黒字となった。就航から3年で単年度黒字を達成した。
営業収入は前年同期比112.7%増の305億9500万円と倍増した。期中の有償ベースの平均搭乗率は83.7%、有償旅客数は約300万人となった。
営業利益は20億0700万円の黒字だった。前年同期は9億6000万円の赤字だった。2012年3月に就航してから目標通り3年で黒字となった。
同社の井上慎一社長は「単年度とはいえこれまで誰もが否定的だった日本におけるLCCビジネスモデルが条件さえ整えば、事業として成立することを実証できた」と述べた。
一方、今期については、同社ではパイロット不足から夏季スケジュールで計画減便することで約30億円の減収要因になるものの、増収となる見通し。