ダイハツ工業は6月19日、都内で軽オープンスポーツカーの新型「コペン」の発表会を開いた。同日から売り出し、月間700台の販売を計画している。
2002年発売の初代は12年に生産中止しているが、全面改良して2年ぶりの復活となった。新型車投入の狙いについて三井正則社長は「ダイハツがカーメーカーのなかで、お客様に一番近い会社へと変革を始める第一歩」と、表現した。
三井社長は13年6月の社長就任以来、「お客様が企業を選ぶ時代なので、(お客様に)一番近い存在でなければならない」と、社内外で訴えてきた。そのためには「開発から生産、販売そして販売後もお客様の声を大切にしたい」という。
新型コペンは、そうした顧客に寄り添う企業としての「ひとつのコンセプト」と指摘。「他社に先駆けてこのような考え方を出すことで、当社のブランド価値も上がると思う」と述べた。