マブチモーターは6月13日、メキシコに同社初となる生産子会社を7月下旬に設立すると発表した。
メキシコは、中南米を含む米州全域向けの自動車製造基地として発展しつつある。新会社設立は、自動車電装用モーターの販売拡大に伴う生産能力の確保、およびグローバルな生産・供給体制の構築が目的だ。
新拠点は、市場・顧客に近接する立地や貿易上の優遇政策などメキシコが有する優位性を最大限に活用し、高い競争力を備えた工場を目指し、パワーウインドウ用をはじめとする自動車電装用モーター事業の成長を図っていく。
新拠点の会社名は「マブチモーターメキシコ」。資本金は2000万米ドル(約20億円)、総投資額は5700万米ドル(約57億円)。2016年夏頃に操業を開始し、2018年における小型モーターの生産能力は年間1000万を見込んでいる。