6月8日、WRC第6戦ラリーイタリアの最終レグが行われ、ディフェンディングチャンピオンのVWのセバスチャン・オジェが激しいプッシュにより総合優勝。しかし、彼はラリー第1日目の惨めな結果から、勝てるとは思っていなかったことを明らかにした。
オジェはラリーの第1レグでスリッピーなグラベルの路面に苦しみ、チームメイトのヤリ‐マティ・ラトバラから22秒9遅れのスタートとなってしまった。
「1日目は本当に不満がたまったよ。僕達はプッシュしたけどいつもタイムを失って、金曜日の半ばにはとても落胆していた。結果が得られないのに闘うはめになるかと思っていたよ」とオジェは語った。
しかしオジェは他のドライバー達が金曜日のループステージでミスを犯したことに助けられ、徐々に順位を上げて2番手にまで浮上することとなった。そしてさらにレースリーダーのラトバラがパンク修理でストップしたため、オジェは2位のマッズ・オストベルグに1分23秒1の差をつけて優勝するという結果となった。
ラリーイタリアの結果
1. セバスチャン・オジェ
2. マッズ・オストベルグ
3. ヤリ‐マティ・ラトバラ
4. アンドレアス・ミケルセン
5. エルフィン・エヴァンス
6. マーティン・プロコップ
7. ヘニング・ソルベルグ
8. ロバート・クビサ