ジェイテクト、トルク感応型LSD「トルセン」が発明賞

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ジェイテクト、トルク感応型LSD「トルセン」
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ジェイテクトは、トルク感応型LSD(リミテッド・スリップ・ディフェレンシャル)である「トルセン」の摩擦制御技術の発明が2014年度全国発明表彰・発明賞を受賞したと発表した。

「トルセン」は、特殊なギヤ構造により、自動車の前後輪や左右輪へのトルク配分を走行条件に応じて瞬時に最適化するトルク感応型駆動力配分装置。

自動車の安全性や走行安定性の向上が求められているる中で、世界的に四輪駆動車の重要性が再認識されており、特にハイブリッド四輪駆動乗用車は、静粛性への対応も求められる。

今回の発明は、ハイブリッド四輪駆動乗用車において、歯車式トルク感応型差動制御装置の適用に不可欠な耐振性能を向上させる摩擦制御技術。静粛性を確保しながら、前後輪のスリップを抑制し、雨や雪など、路面が滑りやすい状況でも、エンジンとモータのパワーを適切に路面へ伝達する走行性能を実現した。自動車部品の新技術として画期的で、今後の発展に期待できることが評価され、発明賞が授与された。

受賞したのは、同社の安藤淳二氏、酒井直行氏、齋藤秀幸氏、山下洋三氏の4人。

《レスポンス編集部》

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