日産自動車の米国法人、北米日産が5月16日、米国の『フェアレディZ』のファンイベント、「ZDAYZ」でワールドプレミアした2015年型『370Z NISMO』(日本名:『フェアレディZ NISMO』)。同車の初公開の様子を収めた映像が、ネット上で公開されている。
2015年モデルは、フェアレディZ NISMOのデビューから1年を経て、初の改良が施された仕様。フロントバンパーのLEDデイタイムランニングライトは、『GT-R』がモチーフ。赤いリップスポイラーや、小型化されたNISMO製のリアスポイラーは、ダウンフォースを引き上げるための改良だ。サイドスカート、リアバンパー、アルミホイールも新しい。
インテリアは、レカロと共同開発したバケットシートを新採用。スポーツ走行時のホールド性をアップ。ステアリングホイールは、アルカンターラとレザーの組み合わせ。ブラック&レッドのレザーには、アルカンターラのアクセントを添えた。
メカニズム面では、最大出力355psを発生する3.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンはそのままに、従来、米国仕様のフェアレディZ NISMOには未設定だった7速ATを用意。シフトダウン時のレブマッチング機能、アダプティブシフトコントロール、パドルシフトによるマニュアルモードが付く。足回りは、サスペンションを再チューニング。
日産は5月17日、公式サイトを通じて、「ZDAYZ」でのワールドプレミア映像を配信。米国で根強い人気を誇るフェアレディZ だけに、「Zエンスー」が最新のNISMO仕様に、熱い視線を送る様子を伝えている。