スズキは5月9日、2015年3月期の連結業績予想を発表した。営業利益は前期比0.1%増とほぼ横ばいながら1880億円と、前期に続いての最高益を見込んだ。
4輪車の世界販売は2%増の275万6000台を計画。このうちインドでは3%増の109万台規模を目指す。為替は新興諸国の通貨安で営業利益段階では90億円の減益要因になる。そうした悪化要因を250億円を見込む原価低減などでカバーする。
純利益は7%増の1150億円で、3期連続の最高を予想した。東京で記者会見した鈴木修会長兼社長はインドでの販売について「ここ5年100万台レベルで停滞している。今年度は市場環境がどうであれ、3%は伸ばしていく」と強調した。