BMWグループのMINIは4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14において、MINI『ペースマン』の改良モデルを初公開した。
MINIペースマンは2012年9月、パリモーターショー12で登場。MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)のクーペ版としてデビューした。4月16日、米国で開幕したニューヨークモーターショー14では、MINI『クロスオーバー』の大幅改良モデルが発表されたばかり。これに続いて、北京モーターショー14では、MINIペースマンにも改良が施された。
改良の内容は、MINIクロスオーバーに準じる。外観は、フロントマスクを中心に変更を受けた。グリルは新デザイン。アルミホイールは、軽量化と空気抵抗の低減を図った新形状とした。ボディカラーには、新色のジャングルグリーンとミッドナイトグレーを設定。オプションで、「ピアノブラックエクステリア」も選択できる。
室内は、速度とエンジン回転数の表示部を、「ジョンクーパーワークス」と同じダークダイヤル化。空調周りなどに、クロームの装飾を追加する。車載インフォテインメントの「MINIコネクテッド」は、スマートフォンとの連携が強化された最新版にアップデートされた。
メカニズム面では、欧州仕様の全エンジンが、2015年に導入される排出ガス基準の「ユーロ6」に適合。また、「クーパーS」グレードの直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力を184psから6ps引き上げ、190psに。0-100km/h加速7.4秒、最高速220km/hの動力性能を実現している。