3月12日に東京ビッグサイトで開幕した国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2014では、ハイブリッド車など次世代車の修理作業計画策定の技量を競う車両整備評価会が初の試みとして開催された。
評価会の事務局を務めるジェイシーレゾナンスの松永博司社長は「日本車の環境性能、安全性能の進化著しい中、整備業界の技術も高めていくことが喫緊の課題といわれている。そのためにも技術交流、情報交流を深めていかなくてはならないということで企画した」と語る。
さらに松永氏は「私どもでは長期的な視点で国際的な自動車整備の競技大会、自動車整備五輪の開催に向けて準備を進めている。その一環として車体整備の評価会を開催することにした。この評価会を踏まえて来年度以降の競技イベント開催につなげていきたい」とも述べた。
評価会は、損傷したサンプル車両(トヨタ自動車『プリウス』)の画像をもとに参加企業が修理作業計画を策定し、審査員に説明するというもの。評価会にはガラージュモリ、センチュリーオート、郷田鈑金、ホシバン、カーディレクターメフの5つの整備事業者が参加した。今回は初の試みということもあり、各チームの作業計画の優劣はつけられなかった。