日産自動車は3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14において、『ジューク NISMO RS』を欧州初公開した。
ジューク NISMO RSは2013年11月、ロサンゼルスモーターショー13で発表。しかし、この時、ベース車両の『ジューク』に改良が施される前だった。今回のジュネーブモーターショー14では、改良新型ジュークが同時デビュー。ジューク NISMO RSにも、改良新型ジューク同様、内外装の変更を受けた。これが、正式な市販モデルの姿となる。
ジューク NISMO RSは、すでに発売されている『ジュークNISMO』をベースに、さらなる高性能を追求。ジュークNISMOでは、日産のモータースポーツ活動を統括するNISMO(ニスモ)が、ジュークをベースに、内外装の専用カスタマイズをはじめ、強化した足回りをはじめ、200psへパワーアップした直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「DIG-T」エンジンを採用していた。
ジューク NISMO RSでは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「DIG-T」エンジンに、専用コンピューター採用やエグゾーストシステム変更などのチューニングを実施。この結果、最大出力は218psへと、18ps高められた。最大トルクは、CVTのエクストロニック(パドルシフト付き)が25.5kgm、2WDの6速MTが28.5kgmを獲得する。
大径のエグゾーストシステムは専用品で、いっそうスポーティなサウンドを追求。さらに、サスペンションやブレーキ、ボディ剛性も強化。2WD車には、フロントにLSDが装備された。
内外装も「RS」用の特別仕立て。専用エアロパーツや専用18インチアルミホイールを採用。インテリアは、スウェード地のスポーツシートをはじめ、ステアリングホイール、ペダル、シフトレバーなどに、スポーティな演出が施されている。