JR西日本、新型ラッセル車「キヤ143形」導入へ

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JR西日本が導入を発表した新型ラッセル車「キヤ143形」の側面。単線と複線の両方に対応したラッセル翼を装備しているのが特徴
  • JR西日本が導入を発表した新型ラッセル車「キヤ143形」の側面。単線と複線の両方に対応したラッセル翼を装備しているのが特徴
  • JR西日本が導入を発表した新型ラッセル車「キヤ143形」の前面。除雪装置は取り外しが可能で、ラッセル車として使用しない期間は牽引車両としても使用できる
  • 北陸本線で現在使用されている除雪用車両のDD15形ディーゼル機関車(写真)は、複線のみに対応したラッセル翼を取り付けて使用されている。キヤ143形は単線・複線の両方に対応したラッセル翼を取り付けることができる。
JR西日本は2月14日、除雪に使用する新型のラッセル車を今月から3月にかけて2両導入すると発表した。単線・複線の両方に対応したラッセル翼を装備しているのが特徴で、北陸本線などでの除雪に使用する。JRがラッセル車を新製するのは他社を含めJR発足後初。

新型ラッセル車の形式は「キヤ143形」で、全長は26.9m、最高速度は75km/h。これまでのラッセル車の除雪装置(ラッセル翼)は、進行方向の両側に雪をかき分ける単線用と、左側に雪をかき分ける複線用が別だったが、新型車は単線・複線の両方に対応する「可変式かき寄せ翼方式」を採用し、運転室からの操作で切り替えができる。ラッセル翼は車両両端に装備し、1時間あたり最大で10万立方mの除雪能力を持つ。

ラッセル翼は取り外しが可能で、除雪に使用しない期間は牽引車両として使用できる構造。エンジンと変速機はそれぞれ2台搭載し、運行の安定性確保を図っている。エンジンをはじめとする部品は、環境負荷の低減とメンテナンスの軽減を狙い、最新の気動車と共通化されている。

同社は、新型ラッセル車の導入により除雪の機動力が向上するとしている。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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