【マツダ アクセラ 新型】人馬一体のドライビングプレジャーをユーザーに提供したい

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マツダ・アクセラ
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マツダ『アクセラ』の運転フィールや乗り心地は、ドライバーが違和感を覚えることのない“人馬一体”が開発のコアな部分になっている。

その開発の中で苦労したことは2つあると話すのはマツダ車両開発本部操安性能開発部操安性能開発グループの青木智朗さん。ひとつはステアリングを切った時に気持ちよくクルマを動かすことだった。「そのためには、フロントの2輪にリアの2輪を加えた4輪の加重移動がスムーズに行われることが重要だ。そこで、小さな操舵に対してクルマがしっかりと入力を受け止めてから動くようにする“タメ”が必要だと考えた」という。その動きを作るために、「フロントサスペンションをかなり熟成。バネ、ダンパーだけではなく、ブッシュやアームをどう動かすことがこのタメにつながるのかということを、かなり煮詰めていった」と話す。

もうひとつはエンジンバリエーションによる車重の差異だ。1.5リットルガソリンエンジンは1240kgに対し、ディーゼルは1450kgと約200kgの重量差がある。「その差異の中でもアクセラらしい動きを作りながら、ハイパワー、ハイグリップのタイヤをうまく履きこなそうと思うと、色々なところを補正して変えていかなければならなかった」と述べる。

青木さんは、単にエンジンを載せ変えるだけでも可能だったという。しかし、「それではエンジンごとのアクセラの印象がまちまちになり、はてさてマツダは何をしたいのだろうと思われてしまう。我々がやりたかったことは、人馬一体のドライビングプレジャーをユーザーに提供したい。それを具現化したらアクセラというクルマになったというスタンスなのだ」とどのアクセラに乗っても、同じような人馬一体感が感じられることを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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