スズキは新型軽乗用車『ハスラー』を2014年1月8日に発売すると発表した。スズキの本田治副社長は同日都内で開いた発表会で「これまでになかった全く新しいジャンルの軽自動車。スズキらしい商品で新しい市場を造ることを目標に開発した」と述べた。
本田副社長は「軽乗用車は2ボックスセダン、ワゴン型、ハイトワゴン型など大きく分けて6つのタイプに部類できる。このうち経済性や室内の広さが支持されているワゴン型とハイトワゴン型を合わせると軽乗用車新車販売の78%を占められ、これら6つのタイプでの構成はここしばらく変わっていない」と指摘。
「ここでスズキは2つのことを考えた。ひとつは雪のシーズンにももっと使いやすい軽ワゴンを造ろう。もうひとつは活動的にもっと楽しくなる軽ワゴンを造ろう。そこから造ったのが今までになかった新ジャンル『軽クロスオーバー』を商品コンセプトとするハスラーである」と述べた。
その上で「ワゴンタイプの軽乗用車と同等の広い室内空間にSUVの走破性、機動性をもたせ、お客様の毎日をいきいきとして頂ける」と強調した。
具体的には「『ワゴンR』と共通のプラットフォームを使用し、ワゴンRと同等の広い室内空間を目指した。全高をワゴンRと同等としながらも、ラフロードの走破性を向上させるために15インチ大径タイヤを装着し、最低地上高を上げた。これによりワゴンRと『ジムニー』の中間の高さとした」と説明した。