英国のマクラーレンオートモーティブは12月6日、「『P1』がドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、7分を切るラップタイムを記録した」と公式に発表。その際の画像を公開した。
マクラーレン P1は開発当初から、オンロードとサーキットにおいて、世界最高のパフォーマンスを発揮することを目標にしていた。これを達成するために、開発プログラムでは、世界中の最も過酷な条件下でテストを行い、パフォーマンスをさらに向上させることに焦点を当ててきた。
P1の開発テストの中で、最も厳しい挑戦が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでのタイムアタック。同社は最終目標を、「ニュルブルクリンク北コースで7分以下のラップタイムで周回する」と、掲げた。
ニュルブルクリンク北コースは、1周20.8kmのサーキットで、コーナー数が約150、高低差が300mあり、最大2Gのコーナリングフォースが生じる。マクラーレンによると、7分未満で走るためには、平均速度178km/h以上が必要になるという。
そして、マクラーレンP1は、ニュルブルクリンク北コースを、7分以下のラップタイムで周回するという最終目標を達成することに成功。公式タイムは公表されていないが、ポルシェが『918スパイダー』の6分57秒とほぼ互角だったと見られる。
マクラーレン オートモーティブのマイク・フルーウィット最高経営責任者は、「最も重要な目標はオンロードとサーキットにおいて、世界最高のパフォーマンスを発揮すること。目標を全て達成したことを誇りに思う」とコメントしている。