北陸新幹線の延伸にあわせて並行在来線の経営を引き継ぐ長野・新潟・富山・石川4県の第三セクター会社は12月6日、鉄道事業法に基づく鉄道事業許可を国土交通大臣に申請した。
整備新幹線の建設にあたっては、原則として新幹線開業後の並行在来線の経営をJRから分離することになっている。信越本線長野(長野市)~直江津(新潟県上越市)間75.0kmと北陸本線直江津~金沢(金沢市)間177.2kmも、北陸新幹線長野~金沢間の延伸開業(2015年春)にあわせてJRから分離され、各県ごとに設立された第三セクター会社が経営を引き継ぐ。
鉄道事業の許可申請は、経営の引き継ぎに伴う手続きの一環。各社の申請区間は、長野県のしなの鉄道が長野~妙高高原(新潟県妙高市)間37.3km、新潟県のえちごトキめき鉄道が妙高高原~直江津間37.7kmと直江津~市振(糸魚川市)間59.3km、富山県のあいの風とやま鉄道が市振~富山(富山市)~倶利伽羅(石川県津幡町)間100.1km、IRいしかわ鉄道が倶利伽羅~金沢間17.8kmとなっている。