日産自動車は11月12日、メキシコ アグアスカリエンテスに新設した第2工場の稼働を開始した。新工場はメキシコにおける第3の生産拠点となり、同国での日産の年間生産能力は、現在の68万台から25%増の85万台以上となる。
新工場への投資金額は20億米ドル(約1990億円)で、年間生産能力17万5000台。20の市場で販売が予定されている2014年モデル『セントラ』をはじめ、小型車を中心に生産を行い、北米などの高まる需要に対応していく。
カルロス・ゴーン社長は、中期計画「日産パワー88」におけるメキシコ日産の重要な役割について明言。同計画では、2016年までに8%の市場シェアと8%の営業利益率を達成することを目指しているが、アグアスカリエンテス第2工場や2014年に稼働開始予定のブラジル・レゼンデの新工場への戦略的な投資、米スマーナ工場での『リーフ』と『ローグ』の生産の現地化などが目標達成に貢献するとしている。