ドイツの自動車大手、ダイムラーは10月24日、2013年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、301億ユーロ(約4兆0425億円)。前年同期の286億ユーロに対して、5.2%のプラス。
また、純利益は18億9700万ユーロ(約2550億円)。前年同期の12億3800万ユーロに対して、53.2%もの大幅な増益となった。
大幅な増益となった要因のひとつが、好調な新車販売。2013年第3四半期の世界新車販売は、59万4000台。前年同期比は13%増だった。このうち、メルセデスベンツ乗用車部門は、39万5400台を売り上げ、前年同期比は14%の伸び。市場別では、とくに中国、米国と西欧の販売が好調。車種別では、『CLAクラス』や改良新型『Eクラス』が支持を集めた。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「第3四半期の結果は効果的な投資の表れ。今後も商品開発や生産設備に投資し、中長期的に成功を維持していく」と語っている。