軽自動車を除いた4分の1のシェアを占めるミニバン市場にプジョーが参入した。『5008』は定員7人の独立式3列シートを特徴としたミドルサイズ・ミニバンだ。
エンジンは、同社の『308』、『3008』、『RCZ』、『508』などに搭載されているのと同じ、1.6リッターツインスクロールターボエンジン(EP6CDT)。トランスミッションはシフトショックを改善したことで、JC08モードで11.7km/リットルを達成する。
また、プジョーでは唯一5008のみの装備として、リアアクスル部のブッシュにオイルを封入し、後席の快適性も考慮した。
オプションやパッケージとなっている場合が多い安全装備等も充実させ、国産車に対抗。ファミリーを主としたターゲットには「プレミアム性」を持った選択肢が一つ増えたと言える。
魅力的な価格設定
ミニバンクラスに初導入…300万円から[写真蔵]
ボディサイズと価格に勝機
◆自由自在な7席のシート
プレミアム7シーターのインテリア[写真蔵]
7人全員に快適性を
シートアレンジメントが大きな特徴
◆動力性能の良さにも自信
6速ATの採用と足回りのチューニングで差別化
コンペティターはVWや国産車
◆走り、快適性、スタイル…ジャーナリストの注目点は
ツーリングワゴン的な使い方が似合う7人乗り…諸星陽一
プジョーらしいセンスが光るミニバン…島崎七生人
個人主義のミニバン…金子浩久
生活臭薄いハイライフ・ハイスタイル向け7シーター…青山尚暉
フランス車の醍醐味味わえるオイル封入式ラバーブッシュの足回り…松下宏