ホンダは8月6日、新興国市場向け新型汎用エンジンを開発、水ポンプなどの汎用製品に搭載し、販売を開始すると発表した。
今回発売するのは、4ストローク汎用エンジン「GP」シリーズの2モデル「GP160H」「GP200H」。中国の汎用製品生産・販売拠点である嘉陵本田発動機で生産を開始するとともに、新型エンジンを搭載した水ポンプを、今秋より中国国内およびアジアを中心とした新興国に向けて販売を開始する。なお、本日嘉陵本田発動機において同工場の創立20周年/汎用製品累計生産500万台達成記念式典が開催され、GPエンジン搭載の水ポンプを初公開した。
GPエンジンは、ホンダ汎用エンジンの特長である高い信頼性、高品質とコンパクト設計による広範な搭載互換性を継承しながら、新興国の水ポンプや発電機といった連続使用時間が比較的短く、軽負荷で使用される製品への搭載を前提に開発。GPエンジンを新興国にとって不可欠な農業機械であり需要の高い水ポンプへ搭載することで、現在中国メーカーの商品が主流である安価な新興国ライトユース商品市場での販売拡大を目指す。