内閣府政府広報室は、お盆休みを間近に控え、政府広報オンラインを通じ「高速道路での事故防止ポイント」、「パワーウインドウによる子どもの事故を防ぐポイント」を紹介、帰省ドライブ時の事故防止を呼びかけている。
警察庁によると、交通事故による死亡件数は減少傾向にあるものの、高速道路での死亡事故は2010年から3年連続で増加しているという。また、月別の発生件数では7~8月の夏場と11月から年末にかけて比較的多くなっている。
死亡事故について、事故当事者のうち過失割合が高い人(第一当事者)が普段どのくらい高速道路を利用していたかをみると、約8割を高速道路に走り慣れているドライバーが占めている。また、過去に違反歴があるものの事故歴ゼロ、という人が第一当事者となるケースが多いことも分かっている。
政府広報室では、「高速道路の走行に慣れているから」「事故を起こしたことがないから」という油断が交通事故を引き起こす原因の一つとなっているとし、高速道路での事故を防ぐために、発生しやすい事故やその原因、高速道路を走る前の準備や走行ルールなど事故防止のポイントをもう一度、確認してほしいと注意を呼びかけている。
また、子どもがパワーウインドウに首や手を挟まれる事故も発生しており、事故の大半は、大人がパワーウインドウを操作しているときに起きているという。事故防止のため、操作の前の一声やチャイルドシートの使用などを呼びかけている。