三菱自動車の第1四半期決算…円安効果などで営業利益7.4%増

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三菱 アウトランダースポーツ(日本名:RVR ロシア仕様)
  • 三菱 アウトランダースポーツ(日本名:RVR ロシア仕様)
  • 三菱・eKワゴン

三菱自動車が発表した2013年4~6月期(第1四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比2.4%減の4094億円、営業利益が同7.4%増の160億円で、減収増益となった。

経常利益は為替差益の計上等による営業外損益の好転に伴い、同56.9%増の223億円。また当期利益は、前年計上した株式売却益114億円の特別利益要因がなくなったことで、同17.6%減の164億円となった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

卸売台数の減少などにより売上は若干減少したものの、為替の好転や、資材費等コスト低減などが寄与し営業利益はプラスとなった。

販売台数は、同4%増の24万9000台。国内販売は、6月に発売した新型軽自動車『eKワゴン』『eKカスタム』が好調な滑り出しを見せたものの、その他のモデルが振るわず、同6%減の2万8000台となった。北米は、昨年7月に現地生産を開始した『アウトランダースポーツ』の販売が堅調に推移した一方、同年生産を終了した『ギャラン』の減少の影響を受け、米国における販売台数は減少したが、カナダおよびメキシコの販売台数が前年同期を上回ったことから、地域全体としては前年並みとなる2万3000台となった。欧州・ロシアは同1%増の4万7000台、アジアおよびその他は同9%増の15万1000台だった。

《纐纈敏也@DAYS》

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