【プロ・モトクロス選手権 第8戦】ワショウガル450クラス、ビロポトがダンジーと激戦

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ライアン・ダンジー
  • ライアン・ダンジー
  • 450クラスの第1モトのスタート
  • ライアン・ビロポト
  • ライアン・ビロポト
  • ジェームズ・スチュアート
  • 450クラスの表彰台(左からダンジー、ビロポト、スチュアート)

7月20日にワシントン州ワショウガルで行われた第33回ピーターソン・CAT・ワショウガル・ナショナルの450クラスで、ライアン・ビロポトがライバルのライアン・ダンジーを辛くも抑え、勝利した。

ビロポトにとってこのワショウガルは地元に当たるが、このサーキットでの優勝経験は無く、念願の地元での初勝利を飾ったことを大いに祝ったが、ダンジーのこのトラックでの5年連続勝利の記録を破ったことも特別であったに違いない。

450クラスの第1モトのスタートではダンジーが勢い良く飛び出し、今シーズン2度目となるホールショットを奪うと、そのまま2番手以下の集団と安全な距離を確保し続けた。2番手以降の集団はBTOスポーツ/KTMのアンドリュー・ショートとチーム・ホンダ・マッスルミルクのジャスティン・バルシア、ヨシムラ・スズキのジェームズ・スチュアートで構成されていたが、スタートで5番手までに入れなかったビロポトは、猛チャージで前方を走るライダー達に挑んだ。

バルシアは序盤に2番手のポジションを確保し続けたが、このルーキーは小さなミスを犯して転倒し、スチュアートとビロポトに順位を譲ることとなった。そしてその数ラップ後にビロポトはスチュアートをかわして2番手に踊り出ると、そのまま2位でモトをフィニッシュした。

次の第2モトではトヨタ/JGR/ヤマハのジョシュ・グラントがホールショットを獲得し、第1モトの勢いをそのまま持ち込んだダンジーは、オープニング・ラップで先頭グループの中にいた。ビロポトとスチュアートは素早くグラントを追い抜き、そこから激しい2番手争いを繰り広げた。

ビロポトはオープニング・ラップでスチュアートとの差を広げ、ダンジーの背後に迫って数ラップの間にパッシングの機会を伺った。辛抱強くダンジーを追走したビロポトは、バイクの勢いをより多く保てる場所でダンジーに仕掛け、彼を追い抜いた後はリードを広げて、そのままこのトラックでの初勝利を手にした。

この結果ビロポト(2-1)はワショウガルでの総合優勝を飾り、ダンジー(1-2)がそれに続く2位、スチュアート(3-3)が3位で表彰台に立つこととなった。

ピーターソン・CAT・ワショウガル・ナショナル450クラス総合結果

1. ライアン・ビロポト(2-1)
2. ライアン・ダンジー(1-2)
3. ジェームズ・スチュアート(3-3)
4. ジェイク・ウェイマー(10-4)
5. マイク・アレッシ(7-6)
6. アンドリュー・ショート(6-9)
7. ジョシュ・グラント(5-10)
8. チャド・リード(9-7)
9. ブロク・ティックル(13-5)
10. ジャスティン・バルシア(4-17)

()内は(第1モト順位‐第2モト順位)

450クラス・ポイント・スタンディング

1. ライアン・ビロポト(380)
2. ライアン・ダンジー(338)
3. ジャスティン・バルシア(271)
4. ジェームズ・スチュアート(224)
5. トレイ・カナード(219)
6. マイク・アレッシ(199)
7. アンドリュー・ショート(164)
8. ジェイク・ウェイマー(160)
9. ブロク・ティックル(159)
10. ジョシュ・グラント(158)

《河村兵衛》

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