米フォードのハイブリッドやPHV、トヨタの市場シェアを侵食…上半期

エコカー ハイブリッド
フォードモーターの電動化技術搭載車
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米国の自動車大手、フォードモーター。同社が2013年上半期(1‐6月)の米国新車販売において、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車(PHV)、EVといった電動化技術搭載車の市場シェアを拡大したことが分かった。

同社はここ数年、米国市場で環境対応車のラインナップを強化。現在、ミドルセダンの『フュージョン』と、MPVの『C-MAX』に、それぞれハイブリッドとPHVを用意している。また、『フォーカス』には、EVの『フォーカス エレクトリック』を設定。リンカーンブランドでは、『MKZ』にハイブリッドを投入している。

フォードモーターは7月16日、2013年上半期の同社の電動化技術搭載車の市場シェアが、前年同期比で12ポイントアップし、およそ16%になったと発表。上半期の販売実績は4万6197台で、前年同期比は400%以上の伸び。

その一方、フォードモーターの調べによると、競合するトヨタはこの分野で8%、前年同期に対してシェアを減らしたという。

とくに、『C-MAXハイブリッド』の販売が好調。6月はC-MAXハイブリッドを購入した64%の顧客が、フォード以外からの乗り換え。中でも、トヨタ『プリウス』からの代替が、最も多かったとのこと。環境対応車の主力市場のカリフォルニア州では、プリウスは5%販売台数を減らしたという。

《森脇稔》

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