WRCは7月19日、ラリーエストニアに向けて準備中のヤリ‐マティ・ラトバラが、アウディ・クアトロのシェイクダウンで、最も速いタイムを叩きだし、完璧なスタートを切ったことを伝えた。
ラトバラはこの週末の、FIA欧州選手権である砂利道ラリーにゲスト出演している。昨年彼と彼の副ドライバーは、ラトバラの所有するフォード・エスコートRS Mk2 BDAに乗って、このイベントで勝利した。彼はフォードからフォルクスワーゲンへの移籍により、一層最適な車を選んだ。
「クアトロは僕の子供の頃からの夢の車だった。僕達の2番目の走行では、僕は本当に良いフィーリングを持っていた。運転するのが難しいと予想していたが、ちっともそうじゃなかった。一番難しかった部分はタイトなコーナーでハードにブレーキした時、右足の側にアンチ・ラグ・システムがないので、スロットルを押してターボが回り続けるようにしなければならなかったこと。そうでなければコーナーの出口でパワー不足に悩むことになるだろう」
ラトバラのシェークダウンのタイムは1分37秒6で、フォード・フォーカスWRCドライバーのゲオルグ・グロスの出した1分33秒4の最速タイムに見劣りしないものだった。WRCのレギュラーであるカール・クルーダが、彼の最新型フォード・フィエスタR5で2番手の1分34秒4のタイムを出した。