ベントレーが7月12日、英国で開催中の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2013」で発表した『コンチネンタルGT3』。同車のワールドプレミアの様子が、ネット上で公開されている。
ベントレーは2012年9月、パリモーターショー12に『コンチネンタルGT3コンセプト』を出品。今年のグッドウッドで発表されたコンチネンタルGT3は、コンセプトカーではない正式なレーシングカー。
ベントレーは2003年、ルマン24時間耐久レースを制したが、これをもってワークス体制でのモータースポーツ活動を中止。コンチネンタルGT3は、ベントレーが再びレース活動に乗り出すために開発されたマシン。
ベース車両は、ベントレー最速の市販車、『コンチネンタルGTスピード』。同車をベースに、FIA(国際自動車連盟)のGT3レギュレーションに対応させた。搭載エンジンは、4.0リットルV型8気筒ツインターボ。コスワース製のエンジンマネジメントシステムを採用し、最大出力600psレベルを発生する。車両重量は1300kg以下に抑えられた。
また、大幅に低められた車高や大径タイヤ、専用フロントスポイラー、大型リアウイングなどにより、迫力のレーシングカーに変身。2014年シーズンのブランパン耐久シリーズに、実戦投入される予定。
コンチネンタルGT3は、グッドウッドで発表された後、名物のヒルクライムでウォーミング走行。同車のワールドプレミアの様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。