ジャパン・マリンユナイテッド、浮体式洋上変電設備を福島県沖に向けて曳航開始

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福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業での浮体式洋上変電設備(浮体式洋上サブステーション)
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ジャパン・マリンユナイテッドは、経済産業省から受託し、同社の横浜事業所磯子工場(神奈川県横浜市)で設計・製作してきた浮体式洋上変電設備(浮体式洋上サブステーション)の組立てを終了し、7月13日に福島県沖に向けて曳航を開始した。

経済産業省が実施する「福島復興・浮体式洋上ウインドファーム実証研究事業」は、丸紅をプロジェクトインテグレータ、東京大学をテクニカルアドバイザーとする11社からなるコンソーシアムが2012年3月に受託した。

第1期実証研究事業として、福島県沖の海域に2MWのダウンウインド型浮体式洋上発電設備1基と25MVA浮体式洋上サブステーション1基と海底ケーブルを設置し、9月以降に実証研究を開始する。

実証研究では、要素技術の開発を行うとともに、気象・海象・浮体動揺の観測技術の開発も実施する。

浮体式洋上サブステーションは、世界初の海に浮かぶ変電所で、変電設備として要求される低動揺性能を満たすため、ジャパン・マリンユナイテッドが開発した全く新しいコンセプト構造である、アドバンストスパー型浮体構造を採用している。

ジャパン・マリンユナイテッドが設計・製造した浮体は、水面部・中央部・底部に3カ所のふくらみを持たせ、浮体にかかる圧力を調整する動揺低減技術を採用した。また、低重心、50メートルの稼働喫水の実現により、設置状態(垂直状態)での建造・輸送が可能で、設置コストの低減、施工・メンテナンス性の向上を図った。

《レスポンス編集部》

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