習うより慣れろ!、スバルBRZでスライド体験…スバル・ドライビング・デイ

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7月14日、スバル主催の『BRZ』オーナー向けドライビングイベント「スバル・ドライビング・デイ」が初開催された。千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで行われたイベントには、抽選で選ばれた40名が参加、テールスライドの体験やサーキット走行などで一日を楽しんだ。

イベントは、自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏、プロドライバーの鎌田卓麻選手、松田晃司選手がインストラクターをつとめ、参加した40名のクルマは、ノーマル車、チューニングカー、痛車など、集まった車もさまざま。メーカーが主催するイベントとあって期待も高かったのか、抽選段階では岡山からの参加希望者もあったといい、実際に遠くは三重からやってきた人もいた。

この種のドライビングイベントでは、座学でドライビングの理論を学んだ後に実技に入るものであるのだが、“習うより慣れろ”と開会の挨拶の後、参加者たちは定常円旋回に挑戦した。広い敷地の真ん中に用意されたパイロンの周囲には、スライドをしやすくするため路面に水がまかれ、プロドライバーによるデモ走行では、パイロンを中心にクルクルと車を回してみせた。

早速実技が開始され、初回のトライ時には河口氏らが助手席に乗ってアドバイス。アドバイスにしたがって、ステアリングを切ってアクセルを目一杯踏み込むとテールがスライドする。

最初は、なかなかスライドまで持っていけなかったり、スライドに持ち込めても勢いが付きすぎてお尻を振ってスピンしておしまい。しかし、回数を重ねていくと、ステアリングとアクセルの微妙な操作でスライドを維持することができ、パイロンを中心にグルグルと旋回できる人も現れた。

プロドライバーによるトークショーでは、ドライビングテクニックの上達法について語られ、蒲田選手は「僕らがデモランでやったことは、ハンドルとアクセルのタイミングが合えば誰でもできることなので、言葉で伝えるよりも体感していただいたほうがいいです」とアドバイス。

松田選手は「何人かの人には、うまい人の走りを見てるだけでもイメージが付くんですとアドバイスしましたが、全ては自分の感覚の中で身につけるものなので言葉で説明するのは難しい。頭では理解していても出来ないから面白いので、それがクルマが面白いってことにつながってくると思うんです」と話した。

閉会式の挨拶で、河口氏は「今回は、サーキットをガンガン走るというより、もうちょっと入り口を楽しんでもらえるように、スライドを体験してもらうプログラムをやってみました」。

「実際に、スライドさせることでBRZはおもしろい動きをするクルマだなと解ってもらえたと思いますし、スバルのクルマは元々セッティングが安定方向なので我々がスライドさせようと思わないとクルマが回らないということも感じてもらえ、普段から“安心と楽しさ”と言っているスバルの哲学も解っていただけたともいます」とイベントを締めくくった。

今回の企画について河口氏は「BRZは久しぶりに日本の自動車メーカーが作ったスポーツカーなので、それを盛り上げたいという気持ちがありますし、発売から一年以上経過すると何もしなくなって売れなくなっていくという、これまでのスポーツカーが陥ったスパイラルを食い止めたいということもあります」

「今回のイベントは、みんながスポーツカーを楽しめる機会が増えていくことで、文化みたいなものが生まれたらいいなと考えたもので、メーカーに主催してもらうことでスバルはクルマのオーナーに対してモノを売るだけでなく、サービスを提供しているという側面も生まれるかと思います」と話した。

今後、スバル・ドライビング・デイは、関西や九州地方でも開催を予定している。

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