EVの普及が進む米国。その米国で、記念すべき累計販売10万台目のEVに、日本車が輝いた。
これは7月12日、三菱自動車の米国法人、三菱モーターノースアメリカが明らかにしたもの。「『i-MiEV』が米国市場で販売された10万台目の量産EVになった」と発表している。
三菱自動車の発表は、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)の普及を推進している米国の非営利団体、「Plug In America(プラグ・イン・アメリカ)」が公表したデータを元にしたもの。
米国向けのi-MiEVは、日本仕様にはないワイドボディを採用。全長は285mm、全幅は110mm拡大し、居住性を引き上げるとともに、現地の衝突安全基準に適合させた。日本とは異なる充電環境への対応や、高速道路での走行安定性も図られた。
米国でのベース価格は、2万9125ドル(約290万円)。最大7500ドル(約75万円)のタックスクレジットを適用すれば、実質価格は2万1625ドル(約215万円)に下がる。
三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「i-MiEVを購入してくれた全ての顧客に感謝したい」と述べている。