2009年5月、イタリアの自動車大手のフィアットと資本提携を結んだ米国の自動車大手、クライスラーグループ。フィアットが同社に対する出資比率を、さらに引き上げたことが分かった。
これは7月8日、フィアットが明らかにしたもの。フィアットは、「クライスラーグループの株式のおよそ3.3%を追加取得した」と公表している。
今回の出資比率の引き上げは、フィアットが全米自動車労働組合(UAW)の退職者向け医療保険基金(VEBA)から、クライスラーグループの株式を取得するオプションを行使した形。株式取得額は2億5470万ドル(約255億円)。
これにより、フィアットのクライスラーグループに対する出資比率は、68.49%となっている。