JR貨物、モーダルシフトの進展で荷動きは順調…6月の輸送動向

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JR貨物はこのほど、6月の輸送動向を発表した。人身事故などによる輸送障害の影響を受け、高速貨物列車10本が運休した。荷動きでは国内販売の落ち込みがあったものの、一部荷主のモーダルシフトの進展によって、月全体では前年を上回った。

コンテナ貨物は自動車部品、家電・情報機器などが前年を下回ったが、積合せ貨物や紙・パルプなどが好調で、全体では前年同月に比べ1.4%増の167万6000tとなった。

自動車部品は国内需要の減少により10.4%減少の7万6000tに落ち込んだ。積合せ貨物は一部荷主の専用列車の運行開始などにより増送となった。紙・パルプは、震災により被災した生産拠点が復旧したことから増送となった。

車扱貨物は、石油が需要の減少により前年を下回ったが、一部荷主が前年に工場の定期修理をしていたことなどから、その反動もあって増送となり、全体では2.1%増加の61万4000tとなった。

《レスポンス編集部》

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