米国の代表的なスポーツカー、GMのシボレー『コルベット』。同車の新型が米国市場において、最大出力455ps以上のスポーツカーカテゴリーで、最も燃費性能に優れるモデルとなった。
これは7月9日、GMのシボレーブランドが明らかにしたもの。「新型コルベットの米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地17マイル/ガロン(約7.23km/リットル)、高速29マイル/ガロン(約12.33km/リットル)」と公表している。
新型コルベットには、新開発の6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力455ps、最大トルク63.6kgmを発生する。0‐96km/h加速4秒以内の実力。先代の4.2秒よりも、0.2秒速い。
シボレーが、新型コルベットの燃費性能の比較対象に挙げたのが、ジャガー『Fタイプ』やアウディ『R8 V10』。ジャガーFタイプは最大出力495psで、米国EPA高速燃費が23マイル/ガロン(約9.78km/リットル)。アウディR8 V10は最大出力510psで、米国EPA高速燃費が19マイル/ガロン(約8km/リットル)。
また、ポルシェ『911カレラS』は、新型コルベットよりも最大出力が55ps低い400ps。それでも米国EPA高速燃費は27マイル/ガロン(約11.45km/リットル)と、新型コルベットが優位に立つ。
新型コルベットには、低負荷走行時に、8気筒の半分の4気筒を休止させる「アクティブ・フューエル・マネジメント」や7速MTに「エコモード」を採用。シボレーは、これらが455psクラスのスポーツカーで、最も燃費性能に優れるモデルに結び付いた理由としている。